外反母趾や扁平足に悩むあなた!「靴はサイズ買い、パケ買いするな」

間違った靴選びは不良姿勢を助長します。
裸足の民族がシューズを履いて生活をしたら足のアライメントが崩れた(ざっくりとですがこのような内容です。)という研究があります。
足の保護という点でも生活に必須のシューズですが、選び方を間違えると毒になりかねません。
今回の記事ではシューズ選びのコツをご紹介します。
運動処方を極める依田太一 2024.02.06
誰でも

誰も教えてくれない靴選び

あなたは自分の足にあった靴選び出来ていますか!おそらく靴の選び方や履き方を教わったことがある方は少ないのではないでしょうか

好みのデザインの靴を履くことが悪いわけではありませんが自分の足に合ったシューズを最低1足は持っておきたいものです。

ここでいう足に合ったシューズとはガチガチに足を矯正するシューズのことではなく、コンフォートシューズ=快適に履けるシューズを指します。

今回は避けた方がよい靴の買い方や理想的なシューズの選び方をご紹介します。

あしに合わない靴の選び方と買い方

正しいシューズ選びの前に知っておきたいのは「避けたい靴の選び方」
広告のプロが考える言葉は足の悩みを持つあなたにとって、とても魅力的に映ります。
しかし、魅力的なコピーだからといってあなたに合ったシューズとは限りません。
なぜなら広告は一方通行であなたの足の状態を知らないからです。そのようなシューズが悪いわけではなく、購入する前に適切な評価をして自分に合った1足を見つけましょうということです。

それでは2つの避けたいシューズ選びの方法をご紹介します。

サイズ買い

「私は普段24cmを履くから24cm前後のサイズを買おう!」

これは避けたい選び方のひとつです。
たくさんの靴を履く方はご存知かと思いますが、同サイズでも実際のサイズ、履き心地は靴によって変わります。

縦の長さ、幅の広さ、つま先の反り、靴の曲がりやすさなど靴によって特徴は異なります。
今はネットでシューズを買うことも簡単になりましたが、一度は足を通して足踏みや爪先立ちなど履き心地と動いた時の感触をチェックしたいものです。

パケ買い

「軽い&柔らかい」「あしが軽くなるシューズ」

このような訴求のシューズは感覚的に楽に履けて、脚が疲れにくいことを想像させてくれます。

しかし脚の疲れは靴の重さや硬さによるものでしょうか。

実は重いシューズでも正しいサイジングとフィッティングで軽いシューズにすることができます。

軽いということは素材の軽量化もありますが、サポートが少ない構造になりがちです。
自分に足りない足の機能を補う形でシューズ選びをした方があなたの足にとって良い選択になります。

あしに合わない靴の選び方をご紹介しましたが「本当のフィット感」を知らないと
上記の靴選びをしても「なんとなく良さげな履き心地」を得ることができてしまいます。

次に正確な靴選びをする方法をご紹介します。

より正確な靴選びをする方法

足型測定

一つ目の方法は足型測定をすることです。
最近では靴屋さんやスポーツショップなどでも手軽に測定をすることができるようになりました。
一度も測定をしたことがない方は必ず測ってみてください。

デザインはもちろんですが扁平足を改善したい、疲れにくい靴が欲しいなど、シューズを買う際にはなにかしらの目的があります。
目的を達成するためには現状把握が重要です。扁平足、外反母趾、開帳足、足指の長さなどあしには個人差があります。自分の足の特徴に合わせてシューズ選びをしないと、靴を履いたことで反対に悪い癖を助長する可能性も大きくなります。

3D測定器、フットゲージでの測定など方法はさまざまですがまずは自分の足のタイプを知ることに努めましょう。

動作評価

もう一つ大切なのが動作評価です。片足立ちや歩行、スクワットなどです。

足型測定は多くの場合、止まった状態の足の姿勢を測定します。
しかし私たちは歩行や走行など動いて生活をしています。扁平足や外反母趾などの同じタイプのあしを持っていても、バランスの取り方は十人十色です。
現場でも同じ足の形なのに、バランスの取り方(例えば足の外側に体重をかけたり、お尻をバランスの悪い方に突き出したり)が異なるというのはよく見かける現象です。

この動作評価はシューフィッターが所属するスポーツショップでも実施することは少ないです。
より自分に合ったシューズを選ぶためには動作評価は必須です。私がシューズのフィッティングやインソール制作依頼を受ける場合は必ず動作評価を取り入れています。

上記の2つを行うことであしの悩みの解消につながる靴を選ぶことができます。

最後に

日常生活を送る上で必要不可欠な靴選びですが、意外と大切なことは知られていません。
視力が落ちたら適切に補助してくれるメガネやコンタクトを使うように、シューズ選びも定期的に自分の状態に合わせて選びましょう。市販のシューズでは補いきれないときにはインソールという手段もあります。

▼パンプスタイプも販売開始しました。

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