「歩く」のもっと深い話〜 毎日の動作の中にある新しい発見 〜

こんにちは!長野県出身のパーソナルトレーナーです。トレーナー業とデスクワークを両立する、少し変わった働き方をしている31歳です。

10年間、多くのクライアントさんから「正しい歩き方を教えてください」とリクエストをいただきます。デスクワーカーとしての腰痛経験から、体の声に耳を傾けることの大切さを実感し、今日は少し違う角度からお話ししてみたいと思います。
運動処方を極める依田太一 2025.01.03
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なんで、すぐに「正しい歩き方」を求めちゃうんだろう?

トレーナーとして活動を始めた頃は、「はい!これが正しい歩き方です!」って即答してしまいがちでした。でも、長年クライアントさんと接する中で、そして自分自身のデスクワークでの体の変化を感じる中で、ちょっと気づいたことがあります。

実は、「正しい」歩き方を知る前に、もっと大切なことがあるんじゃないかって。それは、まず自分の体の声に耳を傾けること。体が教えてくれるサインに気づくことなんです。

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歩くって、実はすごく不思議

デスクワークの合間に立ち上がって歩く時、休日に山を歩く時、買い物で街を歩く時...。

同じ「歩く」でも、場面によって体の動きは全然違います。これって、実は体が状況に合わせて最適な動きを見つけ出しているんです。

体の中で起きていること

トレーナーとして、人の体の動きを見続けてきた中で気づいた「歩く」時の体の不思議をお伝えします:

1. 感覚のネットワーク

- 足の裏が地面を感じ取る繊細な感覚

- ふくらはぎや太もも、お尻の筋肉の微妙な調整

- 目からの情報と体のバランスの取り方

- 疲れている時とリフレッシュしている時の違い

これって、例えばスマートフォンを見ながら歩く時を考えるとわかりやすいかも。目からの情報が変わるだけで、体全体の動きが変わってきますよね。

2. 体の連鎖反応

足の裏→足首→膝→腰→背骨...と、全部つながっているんです。

クライアントさんによく例え話をするのですが、これは「ドミノ」のよう。一つの部分の動きが、全体に影響を与えていきます。

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クライアントさんからよくある質問

Q1:「正しい」歩き方って何ですか?

実はこれ、とても深い質問なんです。「正しい」は人それぞれ。でも、もっと大切なことがあります。

よく「正しい歩き方を教えてください」と言われますが、実は逆なんです。

体の環境が整うと、自然とその人に合った歩き方が現れてきます。

例えば、こんな経験はありませんか:

- 気分が良い時は自然と姿勢が良くなる

- 体調が良い時は歩くのが楽に感じる

- リラックスしている時は歩き方もスムーズ

これは、体の環境が整った時に起こる自然な変化なんです。

大切なのは:

- まず体の声に耳を傾けること

- 体の不調や違和感に気づくこと

- 環境との関係を理解すること

そうすると、あなたの体に合った「正しい」歩き方が、自然と見つかってくるはずです。

Q2:靴選びのコツは?

これも面白い質問です。実は「良い靴」より大切なのは、その靴と自分の体がどう対話できているか。高級な靴より、体が「ここちよい」と感じる靴の方が大切なんです。

Q3:歩くとすぐ疲れるのですが...

デスクワーカーの方からよく聞く質問です。実は「歩く」ことと「座る」ことは密接に関係していて、日常生活全体の中で体の状態は変化していきます。

環境との対話

10年間、様々な方の歩き方を見てきて感じるのは、環境との関係の重要性です:

1. 靴との対話

- 新しい靴を履いた時の体の反応を観察する

- 1日の時間帯による変化に気づく

- 疲労度による感じ方の違いを理解する

2. 地面との対話

- アスファルト、砂利道、芝生...それぞれの感覚の違い

- 上り坂、下り坂での体の使い方の変化

- 雨の日、晴れの日での歩き方の自然な調整

3. 季節との対話

- 暑い日の体の使い方と調整

- 寒い日の体の動きの特徴

- 気圧の変化による体への影響

気づきを深めるためのチェックポイント

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続きは、965文字あります。
  • 専門家の視点から見た「歩く」の面白さ
  • 最後に:気づきから専門家へ

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